裁判傍聴(備忘録)
28年生きてきて、初めて裁判の傍聴に行ってきた。昨日ね。
なんで初めてって書き方をしたかって言うと、父が仕事をしてるから。
何回か誘われたタイミングあるんよな。
仕事見るか?って。
でも時期を逃してズルズルっと
父が来年の1月で退職するし、僕自身今月辺りまでが1番暇なので足を運んだ。
裁判所まで車で10分だしね。
起訴内容は横領だった。
被告人は、住所不定無職の初老の男性だった。(本当に手錠をかけられていて、腰縄もされていて少しどきどきした)
細かい描写はおいといて、以下感想を列挙する。
●手続きが多い
おじいちゃん明らかに黒。防犯カメラにばっちり写ってるし。でも裁判官、検察官、弁護士がいて(付添の警察も)、ちゃんと裁判をするんだなと。
これが近代国家が樹立した権力から独立した司法なのかと実感した(言葉にすると大仰)。そうだよな、こうしないと権力が暴走して秘密裁判とかそういう問題がでるんだよなぁとか。
●裁判に関わる人偉い
お れ は む り (´﹃`)
そういう人ばっかりじゃないけど、人間的に問題がある人を相手にしなくちゃいけないんだなと。うん、俺は無理。キレそう。
でも検察官も弁護士も裁判官も、丁寧に接していかなくちゃいけなくて。僕は民間で働いて、如何に売上上げるかみたいな仕事してたけど、全く文脈の違う空間だった。社会への奉仕だなと思った。(父も特に法曹界は特殊だと言ってた)
●世の中は良い人ばかりじゃない
幼い頃から父が口癖のように言っていた。
そ り ゃ そ う だ ( ´∀`)
罪を疑われてる人たち相手にする毎日。嘘も日常茶飯事。嫌でもそう思わされざるを得ないよな。
僕は楽天家で父によく諌められていた。よくクッソ酔っ払ってたとき何回も財布落としたけど、ちゃんと戻ってきてたからね。本当にラッキーなだけだった。反省。
●詰め方が一緒
証拠を列挙した後、検察側が矛盾を指摘するんだけど、僕が前職で部下を詰めていたときと詰め方が一緒だった(^∀^)
それをしたのは何故ですか?それだと矛盾してますよね?どっちが本当ですか?嘘をついたということですか?
……ごめんよかつての部下たち。
●もうお腹いっぱい
はい。もうお腹いっぱいです。判決は出なかったから、このおじいちゃんはどういう罪状になるのか!?とか気になるけど、興味より疲れが勝った。
趣味で傍聴に通う人って正気か?
以上が感想。
夕食で話したとき、父が少し嬉しそうで良かった。
自分のしてる仕事を知って貰うって嬉しいもんだよな。
みんなも一回行ってみるといいよ。
傍聴備忘録でした。