雨ニモマケズ

雨ニモマケズ
宮澤賢治

 


雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

 

 

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大好きな詩です。

 

間際に到達した境地は如何なるものだったのか。

 

一番大切なことはあるがままに、丁寧に生きることではないだろうか。

 

刹那的な生き方は刺激があるかもしれないが、刺激は所詮刺激だ。僕にとってはね。

 

こう生きろ、ではない。あるがままでいいのだ。

 

ひどく遠回りをしてきた気がするが、らしく、ひたすららしく生きていきたい。