「かぞくへ」
先日、無料上映会で鑑賞してきた春川監督の「かぞくへ」のDVDを母と一緒に観た。
ざっとあらすじを紹介しておくと、結婚を控えた孤児が、親友と婚約相手との関係で揺れ動くといったもの(簡単すぎか)
主人公の旭の一人称で語られるのだが、心情が細やかに描いていて、僕はかなり好みだった。
母も映画が好きな方なので、良いんじゃないかなと思っての、自宅観賞会である。
結果はいまひとつだったようだ。
当たり前の話だが、やはり世代が違えば感じ方もだいぶ違うみたいで、細やかに描かれて良いなと感じた心情は、母には逆に重すぎたそうだ。
鬱々とした作品だったわけではないが、そうか僕は淡々としてても心情が描かれた作品が好きなのかと改めて認識したとともに、万人受けはしないんだなと、思った。